人類は衰退しました(ガガガ文庫)

人類は衰退しました (ガガガ文庫)
新レーベル誕生。そして"小説家"田中ロミオの誕生──
平成生まれの人は田中ロミオという名前をネットで検索してはいけません。

ビフ……酒……


ああ、やっぱロミオすげー(一言感想


全体的にまったり進行にも関わらず飽きないのは、やはり文章のセンスがいいから。
特に会話のセンスが良すぎる。田中ロミオは世界観や構成も果てしなく広くて語彙の豊富さも有り得なくて、その辺に目が行きがちだけど、やはり一番凄いのは会話。

そこらへんのセンスは西尾維新と近いものがあります。


んで、地味な点だけど設定は突飛だけど小さい舞台での出来事ですけど、起承転結がしっかりしてるのが好感。
最後に分かりやすいオチをつけてくれる親切さというか。

んー、今回は小説ということで普段のエロゲのように大舞台ではないので、感動もなにもないですけど、やっぱセンスあるし全体的に上手いなー、というのが感想。


変な部分で感心させられました。
心を空っぽにして読める、面白くて不思議な物語。


結局のところ主人公のぶっちゃけっぷりとやる気のなさが共感覚えまくりで泣けた。